サポーターミーティング(2022年12月26日)

司会:川添・坂井

オレンジ色の部分は、ミーティング中に挙げられたコメント等です。

最近の事例から

Zoom

代替ホスト
質問: 秘書の方が作成した定期的なミーティングで教員をホストにしたい
回答: 代替ホストを案内するも、代替ホストの入力欄が表示されないとのこと。これは、相談者の方がはUTokyo Zoomにサインインしていなかったためとわかったので、サインインして解決した
  • この状況で使うべきZoom の機能は今回案内した代替ホストに加え、スケジュール作成特権も考えられる
  • 代替ホスト
    • あるユーザーを代替ホストに指定した場合、確かにそのユーザーはミーティング内でホストまたは共同ホストとして振る舞うことができ、ブレイクアウトルームの作成などミーティングの進行に関する機能を利用することができる
    • 一方、代替ホストは、クラウド録画の管理などミーティングの設定変更や記録確認に関する機能は使うことはできない
  • スケジュール作成特権
    • ミーティングの元々のホストが、他のユーザーに対して自分の名義でミーティングを作成する権利を付与するもの
    • ホストはミーティングに関するすべての権利を保持しており、あくまでミーティングの作成権限だけ該当ユーザーに付与する
    • 代替ホストよりも強力な権限である
  • どのような役割分担をしたいかによってどちらの機能を使うべきかが決まる
    • 今回の事例であれば、もしたとえば教員の方がクラウド録画に関して自分で管理したいと考えているのなら、後者を使うべき
  • 質問では「秘書のミーティングで教員をホストにしたい」とおっしゃっているが、本当の目的は「秘書が教員の代わりにスケジュールする」の可能性
    • 一般論として、サポーターとしては、質問の前提に囚われすぎずに、相談者の方の事情や目的をしっかりヒアリングした上で案内するとよい
      • もちろん現実の制約で完璧にはいかない(特にチャットは)が、理想として
SSOの会社ドメイン
質問: MacでZoomアプリにSSOでサインインする際に、会社のドメインの入力欄で末尾が”.zoom.us”ではなく、”..https”になってしまう
回答: 一般的な対応策として再インストール・再起動を案内。解決しない場合スクリーンショット・より具体的な挙動を送るよう案内。また、当面の回避策としてブラウザから入室する方法を案内
  • Zoom の公式のアンインストール手順が更新された
    • 不具合が発生して再インストールする場合、この手順の通りに行わないと修正されない可能性
    • Windows
      • 通常通りコントロールパネルからアンインストール
      • 完全にZoom を削除する場合は CleanZoom とよばれるツールを利用する
      • 更新内容はCleanZoomの説明追加である。元々他のヘルプページには載っていたが,ここにも載った。
    • MacOS
      • Zoom バージョン 4.4.53932.0709 以降
        • メニューバーの zoom.usの[Zoom をアンインストール]を選択
      • Zoom バージョン 4.4.53909.0617 以下
        • 指定されたファイルを手動で削除
      • Zoomバージョン4.4はかなり古く2020年4月よりも前である。
ミーティングの登録レポート
質問: ミーティングの登録レポートにおいて、途中までの登録分しか反映されていない
回答: 登録レポートに反映されるのは[生成]ボタンを押した時点までの登録であるため、随時[生成]ボタンを押すとよい
  • 登録と投票に関するレポート機能
  • 生成されるレポートは、生成した時点の状況のみが反映される
  • 生成を行うと、[レポートキュー]タブにリダイレクトされ、そこでダウンロードできる
通訳用のアカウント
質問: Zoomウェビナーで通訳会社に通訳を委託するため、東大のアカウントを発行してほしい。
  • 原則として1人1ライセンスでそれ以外はなし
  • Zoomの通訳機能は自動翻訳とは別の機能で、特定の参加者を通訳者として指名するものである
  • 通訳者がUTokyo Zoom外のZoomアカウントであっても通訳が可能だったというサポーターの報告あり

Webex

Slidoの上限人数
質問: Slido の上限人数は?
回答: 暫定的に、わからないと回答。
パーソナル会議室のロビーで待機しているユーザーがいます
質問: 「パーソナル会議室のロビーで待機しているユーザーがいます」という身に覚えのないメールが届く
回答: ロックされたmtg の設定をご案内

Microsoft 365 (Office)

Officeの表示言語
質問: Officeの表示言語を日本語から英語に戻せない
回答: ブラウザ版Office 365、アプリ版Office 365、Office 2016の場合の3パターンで回答
  • ブラウザ版 Office 365
    • ブラウザのウェブページの言語設定を英語にする
      • https://myaccount.microsoft.com/settingsandprivacy/language を見ると以下の記載があり、一見システムによって言語が固定されているように見えるが、よく見ると(日本語であれば)設定なし [Japanese (Japan)]の表示がある

        この設定は、お客様の組織によって管理されています。表示言語は、個々のアプリケーションを使用して設定できます。この方法に関する詳細情報を確認するか、IT 管理者にお問い合わせください。

      • 東大では言語設定を「設定なし」にしており、この場合利用しているブラウザのウェブページに対する言語設定が適用される
      • 対応当時は変更ボタンがグレーアウトして押せなかったが,今見たら表示言語を変更できるようになっていた。謎
  • アプリ版 Office 365
    • [オプション] => [言語] => [言語の追加] => 英語を追加
  • Office 2016
    • 言語アクセサリ パックをインストール
    • 補足:共用PC向けに大学から提供されているものの場合、そもそも日英でインストーラが分かれているため、インストール時に選択することになっている
インストール版のOfficeの利用可否
質問: https://portal.office.com/?domain_hint=utac.u-tokyo.ac.jp にダウンロードボタンが表示されない
回答: 質問者の方の身分ではインストール版Officeは利用できない旨回答。代替案として、Web版のOffice 365、共用PC向けのOffice2016、所属部局での購入の3つを案内
  • インストール版のOfficeが利用できるかどうかは身分によって異なる
    • 学生は利用可
    • 教職員の場合
      • 直接雇用契約がある場合(身分教職員)は利用可
        • 混同しやすい例:特任研究員など
          • 字面から「身分その他」に見えるかもしれないが、大学における「特任」は「任期付き」という意味で、任期の有無にかかわらず東京大学との直接雇用契約がある教職員は利用可
          • 蛇足: 「常勤」はフルタイム、「非常勤」はパートタイムのことで、フルタイムの特任研究員は常勤教職員にあたる
      • 直接雇用契約がない場合(身分その他)は利用不可
        • 派遣職員や共同研究員など
          • 共同研究員は民間企業に籍を置きつつ、共同研究のため東大に派遣されている研究員のこと
      • 「研究所研究生」など、一見学生のように見えるが身分上は教職員となっている場合もある
      • ライセンス付与は人事上の登録に基づいて自動的に行われるため、不明な場合・疑義がある場合は所属部局の人事担当に相談
    • 身分ごとに利用可能なサービス一覧表はまだ移行されていないので,旧ページを参照した。
  • 代替手段は、基本的にはWeb版か所属部局での対応となる
    • 利用する端末が大学所有の共用PCである場合に限ってはOffice 2016が利用可能
    • その端末に責任を持つ教職員が申請を行う

UTokyo Slack

UTokyo Slack ワークスペースの申請に対する返信先
質問: UTokyo Slack ワークスペースの作成申請を行ったがそれに対する返事がないため確認してほしい
回答: 連絡はECCSクラウドメール(@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)に送信されている
  • UTokyo Slack ワークスペースの作成申請に対し、作成処理が失敗した場合、ECCSクラウドメールにその原因が自動送信される
    • 原因としては申請したURLが利用できないなどがありうる
    • そもそもWSの作成申請フォームに連絡先メールアドレス欄はない
      • 申請フォーム(Microsoft Forms)にログインしたUTokyo AccountのECCSクラウドメールに送信されている

UTokyo VPN

接続できない
質問: https://utelecon.adm.u-tokyo.ac.jp/utokyo_vpn/windows の、手順Fを実行しようとしたところ、”AnyConnect was not able to establish a connection to the specified secure gateway. Please try connecting again.”、”The secure gateway has rejected the connection attempt. A new connection attempt to the same or another secure gateway is needed, which requires re-authentication.”がポップアップウィンドウに表示され,元のウィンドウには”Connection attempt has failed.”と表示される
回答: 競合するソフトウェアがインストールされている場合はアンインストールし、もしそれでもエラーが解消されない場合はより詳細な状況をお知らせいただくよう案内

その他

BitLocker回復キー
質問: PCの管理者の変更ができず、やむなくPCをリセットするため BitLocker 回復キーを使おうとしたが、何度入力してもエラーが出る。管理者になることによりリモートアクセスのアプリをPCに入れることが目的で、データは残らなくてよい
回答: https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E5%9B%9E%E5%BE%A9%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-31ce2444-7de3-818c-d626-e3b5a3024da5#bkmk_win11_reset_pc ページを参考に再インストールを案内しようとしたが、チャットサポートでの再インストールの案内はリスクが高いため控えることに。まずは、なぜ回復キーが通らなかったのか直接マイクロソフトに問い合わせてもらうことにした
  • Windows において BitLocker とよばれる暗号化機能が有効になっている場合、PCの初期化などの回復オプションを利用するためには BitLocker キーとよばれる鍵が必要なことがある
  • BitLocker が有効になっている場合でも、インストールメディアを使用した再インストールに関しては BitLocker キーなしで利用可能
  • PC内のデータは不要とのことなので再インストールを案内しかけたが、万が一大きなトラブル(「実は重要なデータが入っていた」など)が発生した場合に責任が取れないと判断
  • またそもそも、再インストールでは「素の」Windows がインストールされるため、メーカー製の付属ソフトウェアやドライバなどのインストールがされないのではないかという懸念があった
  • 以上の理由から、まずはなぜ BitLocker キーが通らなかったのかMSに問い合わせるよう案内
Windowsライセンス
質問: 教職員用にWindowsは大学から提供されているか
回答: https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/dics/ja/mslicense_win10.html 教職員向けにはない。ただ,学部や研究室単位での支援は行われているかもしれないので,所属先の学務に問い合わせることを提案
  • 該当ページの通り、教職員の個人所有PCに対する Windows の提供はない
  • 一方で、教職員が利用する大学所有PCに対しては提供(教職員専用)されている
公開日
更新日
編集者
Keisuke Sakai