サポーターミーティング(2022年5月25日)

司会:德永
説明:德永
書記:水野
参加者:サポーターn名

オレンジ色の部分は、ミーティング中に挙げられたコメント等です。

最近の情報更新など

最近の事例から

Microsoft 365 (Office)

大学所有のノートPCでOfficeのライセンスが認証できない
質問: 大学所有のPCで在宅勤務中にOutlookを起動すると「ライセンス認証に失敗しました」が表示される。また、Outlookのアカウント画面では「ライセンス認証が必要です」及び「Outlookは更新プログラムの適用が必要です。」が表示される。更新プログラムはダウンロードできない。
回答: 原因は以下の2つの可能性が考えられる.1)学内のネットワークに長期間繋いでいないため,学内ライセンスの認証ができなくなっている.この場合大学に端末を持ってきてUTokyo WiFiなどの学内ネットワークに繋ぐか,UTokyo VPNに接続することで解決できる.2)個人用のアカウントでログインしている.この場合は,大学のアカウントでログインすることで解決できる.
  • 各自のUTokyo AccountのMicrosoft 365 Appsとは別に、教職員には大学所有の共用PC向けOfficeが提供されている
    • 詳細については教職員向けにUTokyo Portalにて案内されている
  • 大学所有の共用PC向けOfficeに関しては注意点がいくつか
    • 定期的に(少なくとも180日に一度)学内のネットワークに接続する必要がある
      • 今回の案内のうち1は上記大学所有PC向けの注意点を念頭に置いたものと思われる
    • 10桁@utacでのサインインによるライセンス認証ではない
      • (もしそうだったら普通に個人に帰属しますよね)
      • 今回の案内のうち2は若干話が混ざっている?
    • が、そもそも個人が占有する端末であれば、通常通り各自のUTokyo AccountのMicrosoft 365 Appsを利用するということになっている
  • 大学所有PC向けOfficeに関する案内は、現状学生にはほとんど見えないので、基本的に対応に困ったら教職員にエスカレーションすれば問題ない
  • ちなみに本件に関してはその後お返事がないため、この案内で解決したのかは不明
Officeの認証ができない(エラーコード700003)
– 質問: ‘Officeの認証ができない。700003のエラーコードがでたとのこと。’
回答: そのまま起票した。
  • 前提:Microsoftの仕様上、画面の指示に素直に従ってOfficeなどにサインインすると、UTokyo AccountとWindowsデバイスの紐付けが行われる
  • 本件に関してはその後、相談者の方より連絡があり、以下のページの「WorkplaceJoined が YES の場合」に従ってデバイスからのアカウントの切断・再接続をすると解消したとのこと
    • エラーコード 700003 の対処策について – Japan Azure Identity Support Blog
    • ちなみにアカウント切断後、再接続を行わなくても問題ない
      • 明示的に再接続をしていなかったら、上述の通りOfficeにサインインするときにアカウントの接続に誘導される
      • そこで「いいえ、このアプリのみにサインインします」を選べばアカウントの接続はされないし、それでも特に問題は起きない
  • 今回のエラーに関しては、管理者としてデバイスの削除などを行った訳では当然なく、デバイスとの紐付けの際に何らかの偶発的な不具合が生じていたように見受けられる
    • なので、アカウントの再接続を行い無事サインインできるようになったということであれば、そのままで問題無さそう
  • その他関連事例としては、前任者のMSアカウントがデバイスに接続された状態になっており、当該ユーザーにおいてデバイスが無効化されていたため、Officeのライセンス認証にエラーが生じていたというケースも
    • 問題が発生しました 組織によりデバイスが無効にされました これを修正するには、システム管理者に連絡して、エラーコード 135011 をお知らせください。 詳細情報: https://www.microsoft.com/wamerrors

    • これもWindowsの [設定] – [アカウント] – [職場または学校アカウント]から問題のアカウントを接続して解決

Zoom

ZoomでPolycomシステムを使いたい
質問: 東京大学のZoomでPolycomで接続する機能は使用できるか.
回答: 基本的には使用することはできない.Webexでは使用することが可能.
  • PolycomやTandbergなどのテレビ会議システムが学内の講義室や会議室などに設置されている
  • このテレビ会議システムでZoomミーティングに参加するためには、「H.323/SIPルームコネクタ」ライセンスが必要だが、東大のZoomではこのライセンスは保有していないため利用できない
    • 具体的には3万円×参加者数が必要になるため金額的に折り合わないそう
    • ちらほらとコンスタントに問い合わせが寄せられており、一定の需要はあるようだが……
  • Webexであれば追加の利用申請等なしで誰でも利用できる
Zoomでカメラが検出できない.
質問: (教職員)Zoomでカメラが検出できない.
回答: 事務業務端末の場合,リモートアクセスで接続している事務業務端末環境内ではカメラが有効にはならない.事務業務端末環境に接続しているPCにZoomをインストールして,東大のアカウントにサインインすると,カメラオンで会議に参加することができる.
事務業務端末でない場合はその旨をご利用のPCやカメラについての情報と併せて教えて欲しい.
  • 事務業務端末環境はリモートデスクトップのようなもの、ローカルのデスクトップからZoomにアクセスすることでカメラオンにできる
  • 本件に関しては、その後返信がないため、この案内で解決したのか定かではない
  • より一般には、アプリのアップデートや端末再起動も有効と思われる
    • あまりに一般的+初歩的なので意外と忘れがちだが、過去の他の事例を振り返ると、オーディオやビデオ検出の不具合がアップデート+端末再起動であっさり解決した事例がそれなりにあったり

Webex

Webexアカウントのプロビジョニング
質問: Webexにサインインできない
回答:
https://utelecon.adm.u-tokyo.ac.jp/webex/signin の説明に沿ってWebexにサインインしようとしたが、右上に「サインイン」と表示されたままで、「誰々 のパーソナル会議室」の画面にならない。
調査の結果、Webexにアカウントが作られていなかった。
  • プロビジョニング(≒アカウント作成)が失敗していた。Zoomは初回サインイン時に、Webexはまとめて行われる。
  • (この件で伝えたいことはアカウント作成のタイミングが違うというだけである。この種のトラブルは少ないので、今後のサポートに役立つ知見はまだない。)
理学系のWebexアカウント
質問: utelecon.webex.comからWebexにログインを試したところ、そのままYour account does not have access to this Webex siteと表示された。
回答:
プライベートウィンドウからログインしたところ、無事ログインできた。以前に誤って utelecon.webex.com から理学系研究科のWebexアカウントにログインしてしまったことがあり、そのアカウントからログアウトできていないのかもしれない。
  • uteleconとは別に理学系のWebexアカウントがあるようだ。
    • (↑Webexの問い合わせが少なく、このことが筆者の記憶から薄れていたため、取り上げてみた。)
  • 完全にログアウトするには https://idbroker.webex.com/idb/oauth2/v1/logout2回アクセスすれば良い。
    • (↑これを知っておく必要はないと思うが、一般論としてZoomやWebex等とUTokyo Accountのログイン状態は別であることは理解しておいた方が良いと思う。)

ECCSクラウドメール (Google Workspace)

ECCSクラウドメールが無効化されてしまった
質問: 昨晩から突然ECCSのgoogleアカウントが無効化されてしまい、メールやドキュメントを開くことができない状況となった。表示されたメッセージは「アカウントが無効になっています <メールアドレス> このアカウントは Google Workspace 利用規定違反の可能性があるため、無効となりました。詳しくは管理者にお問い合わせください。」利用規約に違反している可能性があるとの事だが、心当たりはない。
回答: コモンサポーターでは解決が難しく起票
  • この方の場合、百何十人に同時送信しているメールがあり、大量SPAM送信と判定されてGoogle側にアカウント停止されてしまった様子。
  • Google WorkspaceにおけるGmailの送信制限 ( https://support.google.com/a/answer/166852?hl=ja ) によると500通くらいまでは同報して良さそうにも見え矛盾するため、実際はメールの中身なども総合的に判断しながらアカウント停止処理が走る(つまり我々には判断基準がよく分からない)ようである。
  • 大量のメールを送付する場合はGoogleグループなどのメーリングリストの利用やメールを間隔をあけて送付するソフトなどをご検討いただくのが良い

ここから下積み残し
(6/22回収)

UTAS

IPアドレス手動設定問題
質問:
研究室のPCからUTAS、ITC-LMSへの接続できない。
・研究室に来ているLANにハブを通じて繋いでいるWi-Fiルータで繋ぐ→入れる
・アダプターを介してパソコンをLANケーブルに接続する
→DHCPサーバーを使用:ネットにすら繋がらない
→研究室に割り当てられた固定IPアドレスを手入力で入れる:ネットには繋がり、通常のページは閲覧できる(ブラウザーはSafari、Chromeとも)
  • サブネットマスクの設定が間違っていると思われる。
    • ネットワークはLAN(身内)とWAN(他人)に分けられる。どこまでが身内でどこからが他人かの範囲を決めるのがサブネットマスクと言える。
    • 多くの場合研究室PCの「身内」と言えるのは同じ研究室の他のPCだけで、同じ大学内であってもUTASやITC-LMSのサーバは他人である。
    • 研究室PCに設定している「身内」の範囲が広すぎると、身内のつもりでUTASサーバへ声を掛けても反応が返ってこない。通常のページは「他人」扱いになっているので閲覧できる。
    • 東京大学は 133.11.0.0/16 を所有しているが(これだけではない)、研究室に割り当てられる範囲は/24などもっと小さい。
      サブネットマスクに 255.255.0.0 と設定したら 133.11.0.0/16 全体を「身内」と見なすことになり不適切。
    • 詳細はネットワーク管理者に確認すべきだが、 255.255.255.0 くらい( 255.255.254.0 や 255.255.255.128 かもしれない)が正解なのではないか。←「ネットワーク管理者に確認する」が大事

ITC-LMS

UTASとの履修登録情報連携の詳細
– 質問: ‘ITC-LMSの履修登録者のうち、1名がUTASの履修登録者に入っていないが、なぜか。ITC-LMSでのstatusは「システム連携・本登録」。’
回答: 何が起こっているのか不明だったため、授業名と問題の発生している学生の氏名を聞き取って起票。
  • まずはITC-LMSの仕様を簡単におさらい:
    • 「ITC-LMSでのstatus」と表現されているものは、恐らくコース参加者一覧で表示される「登録方法」・「登録状況」のこと
    • 登録方法には以下のようなものがある:
      • 管理者登録:システム管理者により登録された場合
      • 自己登録:ユーザーの自己登録により登録された場合
      • システム連携:UTASの履修登録もしくはお気に入りとして登録された場合
      • 出席管理:出席者一括登録により登録された場合
    • 登録状況について、ITC-LMSのコース参加者は以下の2種類にわかれる:
      • 履修登録者(本登録):UTASで履修登録もしくはお気に入り登録を行っている
      • 仮登録者:UTASで履修登録やお気に入り登録を行っていない
      • ※お気に入り登録は履修登録期間終了前に限り有効
  • 当該講義を開講している学部(=受講生もほとんどがこの学部に所属)の履修登録期間は終了していたため、不思議に思われていた状況
  • 結論から言えば、当該学生は他学部から履修しており、UTASでお気に入り登録のみ行っていたため
    • 当該学生の履修登録期間は終了していなかったため、お気に入り登録のデータが連携され本登録となっていた
    • 当該学生の履修登録期間が終われば、お気に入り登録のデータは連携されなくなり、(ITC-LMSでの受講登録がそのままであれば)仮登録者となる
公開日
更新日
編集者
Keisuke Sakai