司会:後藤
- 太字 は頻出事項の再確認です。
- オレンジ色の部分は、ミーティング中に挙げられたコメント等です。
ミーティング資料
今週のECCS広報
- セキュリティ絡みの広報が多かった
今週多かった質問
- パスワードの変更およびキーチェーン関連
- まだ公式のアナウンスが出ていないため詳細は伏しますが、今週パスワード関連の質問が多く寄せられたのは周知の通りです。
- 【基本】通常の期限切れのパスワードなどはパスワード変更インターフェースで更新できる。
- 「窓口で新規発行されたパスワードが使えない」という相談も複数寄せられた [tutors-komaba 24427], [tutors-komaba 24444] 。
- このような場合は、情報教育棟のシステム受付か学科の窓口に再び行ってもらうしかない。
- キーチェーン問題についてはFAQを参照。
- 特に「ローカル項目」についてのキーチェーン問題が多く発生していた。新しく FAQ ページを作った。
- ことえりの不具合
- 大抵は resetkotoeri でうまくいくようである。しかし、これで解決できない問題も見られた。
- cf: Google IMEが立ち上がらない
- Windows 10 の持ち込み端末が utroam-1x につながらないという相談が複数寄せられた。
- こちらは非常に厳しい。
- とりあえず、接続設定の削除や端末再起動などを繰り返すと、Web 認証の utroam に繋げることはあるとも報告されている。
- 使える人もいるし、Web 認証でも使えない人がいるという状況。
その他の出来事
- 勤務開始直後、 gm の閉室処理が行われていなかったため、本来振替できないコマに振替処理が行われるということが起きた [tutors-komaba 24389] 。
- この振替は、閉室処理が行われたときにキャンセルされた。
- そういえば、utroam アカウントの有効期限は例年通り10月で変わらないのだろうか。
- 変わらない。なので、今(9月28日)utroam アカウントを取っても winter のアカウントにはならず、11月で期限が切れる。
個別の事例 パスワードの部
数理の窓口で発行してもらったパスワードでログインできないとのことだったので、情報教育棟の窓口にご案内しました。
窓口でパスワードを再発行(リセット)した場合、それが反映されるまで1時間程度(暫定措置)かかるので、再発行直後でしたら、これが原因だったかもしれません。
- そもそもECCSアカウントを持っていたのか?外部からの院生の場合はECCSアカウントを持っていない可能性がある。
- プリンタでログインできなかった場合は、iMac 端末でも同じかどうか確かめるといいだろう。
- または、ユーザー属性確認インターフェースを使う。
- プリントサーバーの障害?キーボードのCapsLock?
- どうしてもわからなかったら窓口に相談に行く。
しかし、このパスワードが使えませんでした。
ユーザー属性確認インターフェースで確認しても
「ユーザ名またはパスワードが間違っています。」と表示されてしまいます。
https://secure.ecc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/utsa_user.cgi
申し訳ありませんが、休日が終わったらまたシステム窓口までお越しくださいと
申し上げました。
パスワードを変更していなかったユーザーに対して、ここ数日のうちに強制変更がかかったはずです。
おそらくはその関係のトラブルでしょう。
// 詳しい状況を聞き損ねてしまったのですが、
// 「窓口でパスワードを発行してもらったあとのタイミングで強制変更がかかってしまった」
// ということはありうるのでしょうか。
- 土曜日の相談だったので相談者には申し訳なかった。
キーチェーンの部
Finder->「アプリケーション」->「ユーティリティ」->「キーチェーンアクセス」->「ファイル」->「キーチェーン“ログイン”を削除」->「参照とファイルを削除」
を選択し、キーチェーンを削除してから再ログインしてもらったところ解決しました。
少しまごついてしまったため、参考URLを貼っておきます。
http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/literacy/security/password/keychain/
http://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2004/05/17_346.html
- 最も標準的な対応方法です。
「“Messages Agent” がキーチェーン “ローカル項目” を使おうとしています。」
というようなダイアログが表示されるというものでした。
こちらは通常のキーチェーン問題より若干厄介です。
[tutors-komaba 24016] より引用します。
* 「“Messages Agent” がキーチェーン “ローカル項目” を使おうとしています。」
というダイアログが毎ログイン時表示される「キーチェーンアクセス」を開いてみましたが、「ログイン」キーチェーンのようには削除できないものでした。
OS X Mavericks v10.9.1:「ローカル項目」キーチェーンのロックを解除するようにというメッセージが繰り返し表示される
https://support.apple.com/ja-jp/HT203897を参照して、~/Library/Keychains/ の中身を全て削除しました。
その後再ログインすると、ログイン時に別のダイアログが出るようになりましたが、
マシンを再起動した後は、何も表示されずに使えるようになりました。
引用中に貼られているアップル公式 FAQ はリンク切れになっています。
ほぼこの通りに作業しましたが、キーチェーンディレクトリの削除後、再起動ではなく再ログインを繰り返してしまい、解決に時間がかかってしまいました。
~/Library/Keychains/ の削除後は再起動、と覚えておいてください。
この問題は私も前に1度遭遇しています。複数回起こっている事例のようなので、FAQ を作成しました。
内容はここで書いたこととほぼ同じです。
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=2614
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=2614
この問題についてより詳しく調べてみました。その結果わかったことがありましたので送信します。
結論から書きます。
* キーチェーン問題で相談者が変更前のパスワードを忘れている場合は、
はじめから ~/Library/Keychains 以下を全削除してしまったほうがいいかも。
マスターキーチェーンのパスワード (いわゆる変更前のパスワード) を忘れていた場合、「キーチェーンアクセス -> ファイル -> キーチェーン“ログイン”を削除」から削除可能です。
実際、現在のところ公式アナウンスでもこの方法を勧めています。
http://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2004/05/17_346.html
ところが、キーチェーン“ローカル項目”にロックがかかっている場合は、この方法を使って再ログインしても、“ローカル項目”が削除されず残ってしまうようです。
以前は公式 FAQ の方法でもうまくいっていました。OS 更新に伴い仕様が変わった可能性があるとおもいます。
なお、~/Library/Keychains 以下を削除した場合も、ログインキーチェーンがうまく作り直されない場合があります。
この場合の対処法は、はっきりとはわかりません。ただ、なにか方法があるはずです。
私のアカウントで試したときは、Chrome を起動した際にキーチェーンが設定されていない旨を知らせるダイアログが出ました。
そこから新しいログインキーチェーンを設定したところ、再起動後にうまく動くようになりました。
さらに、rm -r ~/Library/Keychains では削除がうまくいかない場合もありました。
(Directory not empty. になってしまう)
この場合はとりあえず Finder から該当するディレクトリを開いてゴミ箱に入れておけばいいのではないかとおもわれます。
Keychains ディレクトリには、「 XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX」という形の、16進数で8-4-4-4-12桁の名前のディレクトリがあります。
おそらくここにローカル項目キーチェーンファイルが収められています。
この中のファイルが他のプロセスで開かれており、削除が通らないことがあるようです。
このファイルを lsof したところ、secd というプロセスで動いていました。
一説によると、キーチェーンを iCloud と同期させるために働いているプロセスのようです。
http://apple.stackexchange.com/questions/159809/what-is-secd-process-on-osx-mavericks-yosemite
killall してしまってもよいとおもうのですが……
- 長いので要約: キーチェーン問題が発生し、かつ利用者が前のパスワードを忘れている場合は、はじめから ~/Library/Keychains を削除してしまったほうがいい。
- 理由: 「キーチェーンアクセス」からキーチェーン“ログイン”を削除しても、キーチェーン"ローカル項目"が残ってしまう場合がある。
- 謎のプロセスによって使われていたファイルは、削除してもしなくても大して変わらないという可能性はあります。
- ~/Library/Keychains をまるごと削除してしまうよりは、リネームで退避した方がファイルごとにリカバリーできるかもしれない。
ところで、FAQではKeychainsの中身をすべて削除、とありますが、この場合いわゆる普通のキーチェーンも削除する事になるのでしょうか?
- マスターパスワード以外の、 Web サービスへのログイン情報といったものも消えるのではないかとおもわれます。
- どうでしょうか?
ことえりの部
右上の言語バーからことえりを選択することも可能だったので、ことえりのひらがな入力を選択すること自体はできていたとおもいます。
以下の FAQ の症状とはかなり異なっています。
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=157
一応、上に登場する対応をすべて試してみましたが、うまく行きませんでした。
ハードウェア的な問題を疑ってキーボードを抜き差ししてみました。
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=1439
しかし、そもそも本郷で使っている場合でも同じ問題が発生しているようです。
Google 日本語入力はふつうに使えるようなので、とりあえずそちらをおすすめするという対応を取りました。
調べているうちに利用者が帰る時間になったので、詳しい解決策を試すことができなかったのですが、かなキーを押すと半角スペースが入力されてしまうという症状はよくあるもののようです。
解決法としては、たとえば ~/Library/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis を全削除するというものがあるようです。
参考: http://formacbeginnersonly.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31
resetkotoeriにはこの機能が含まれますので、とりあえず実行してみるのもよかったかも知れません(直る保証はできませんが…)。
- いち利用者としての実感だが、最近 resetgoogleime.sh する機会が増えた気がする。
Windows 10 の部
一度接続設定を削除 [†] し、手動設定を試しましたが、その後は、SSIDを選択しても何も起こらず戻ってしまうとか、「検証しています…」(詳細失念)のような最初の段階で止まってしまうというような症状になり、これは1xでないほうでも同様でした。
Windows を再起動する、接続設定を削除するなど試行錯誤を繰り返し、1xでないほうに接続することはでき、ひとまずこれでお使いいただくことになりました。
- 厳しい。
手動で設定したりutroamの方を試してみたがやはり「制限あり」と表示され接続できなかった
確認してみたところOSはwindows10だった
- utroam のほうは、上のように接続設定の削除や OS 再起動で改善するかもしれない。
- なお、報告はしなかったが、私 (後藤) も勤務時間外に相談を受けた際、utraom-1x につながらないノートパソコンを見た。Web 認証の utraom はうまくつながっていた。
個別の事例 その他
留学生の方で日本語がわからなかった.英語で対応した.
何度か試してできなかったが,「利用アカウントの種別」で ECCS を選択したらアカウントが発行出来た.
utroam の取得ページに一発でいけるリンクが必要だと感じた.
また,取得後何度か試したら接続できなかったが,時間を置いたら接続できた.
外国人向けのutroamガイドを
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=2357
に用意しています。
しかし、現状、仮設状態になっています。
効率的な告知・運営方法があれば歓迎します(WordPressの編集は相談員であればどなたでもできます)。
- 公式が提供している外国語版ガイドは Google 翻訳。あてにしないほうがいい。
- 同意します。であればこそ、効率的な運営方法をより歓迎するのです。
** Wordで入力できない
普通に文字入力しようとすると,例えば u だと [shift+u], b だと [shift + b] になる.
CAPSLOCK ではない.
時間があるそうなのでパソコンを再起動してもらった.
こちらは「シフトキーやコマンドキーが押しっぱなしの状態になった」をご覧ください。
おそらくこれだとおもいます。
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=1439
CapsLock の場合はマウス操作などには影響がありませんが、こちらはシフトキーが押しっぱなしになるという症状なので、ブラウザなどでクリックすると勝手に文字が選択されたりします。
OS 再起動でも解決するとおもいますが、より手っ取り早い策は USB 端子の抜き挿しです。
- たまに見る症状です
把握している限りではない、と答えました。
(以下、相談員向けの補足)
一応、MacであればThunderboltケーブルを使うことでiMacを外付けディスプレイとして使える可能性がありますが、私の知る限りでは誰も試した人はいません。
去年も1回話題になりました。
https://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/?page_id=1493#m0704 ([tutors-komaba 21506] を参照)
- 誰かに試してもらいたい。
- iMac 端末を外付けディスプレイとして使うには、Thunderboltケーブルの他にApple純正キーボードが必要。
(回答)コピーはできない。図書館1階のコピーカード専用の複写機に案内したが、PASMOを使いたいとのことだったので、他の棟の複写機を利用するよう勧めた。
ただ後で気づいたが、図書館1階の複写機は館内資料複写専用だったので、これは不適切でした。
- その通りです。複合機や入出力端末のスキャナで図書館資料をスキャンすることはできません。複合機で図書館資料のスキャンをしたいを参照してください。
- 相談員席の向かいの席の入出力端末で図書館資料をスキャンしている利用者を見かけた、ということもあるとおもいます。このような場合でも、相談員が注意する義務はありません。この認識で間違いないとおもいます。
- そもそも、図書館が管轄すべき問題であるというのが理由です。また、こうしたことを相談員が注意して、利用者との間でトラブルに発展してしまった例もあります。
- もちろん、善意で注意すること自体に問題があるわけではありません。
- 関連事項として、図書館内で私語しているひとを見かけた場合どうするか問題。
次回の予定
- 近日中にサーバ室見学が催されるでしょう。
- 次回(10月5日)はサーバー室見学です。今のシステム(ECCS2012)では最後のサーバ室見学になります。
- 次の相談員ミーティングが10月13日 (火) に決まりました。12日 (月・祝) ではありません。ご注意ください。