Zoomで同時に複数のミーティングをホストする

はじめに

Zoom ヘルプセンター- 同時に複数のミーティングをホストすることは可能ですか?を参照すると、

Zoomでは、複数のミーティングを同時に開催することはできません。

とありますが、同記事の英語版Zoom Help Center- Can I Host Concurrent Meetings?では

Licensed users on Enterprise, Business, and Education accounts can host up to 2 meetings at the same time.

と、条件を満たしたユーザーであれば、二つのミーティングを同時にホストできることが述べられています。
そして、筆者がライセンス済みのUTokyo Zoomアカウントで試してみたところ、確かに二つのミーティングを同時に開催できることが確認されました。

手順と注意点

以上で述べた通り、現在はユーザータイプがLicensedとなっているUTokno Zoomのアカウントであれば、二つのミーティングを同時にホストすることが可能です。
ただし、以下の2点に注意が必要です。

  1. デスクトップで双方のミーティングに同時に参加することは出来ない。
  2. 代替ホストではなく、ホストが双方のミーティングを開始する必要がある。(注1)

従って具体的には、例えば以下のような方法によって二つのミーティングを同時に開催することが可能です。

  • まず一つのミーティングをホストとして開始した上で、そのミーティングを終了させない形で退出を行ない、もう一方のミーティングをホストとして開始する。(開始さえホスト本人が行なってしまえば、その後は必要に応じてホスト権限を代替ホスト等その他のユーザーに委譲しても問題ありません。)
  • 異なる端末(注2)もしくはブラウザを利用して、それぞれのミーティングをホストする。
  • 【非公式、(注1)】一方のミーティングは通常通りホストとして開催し、もう一方のミーティングは「ホストの前に参加」をオンにした上でホスト不在のまま行なってもらう。

注1: ホストの前に参加について

ヘルプセンターの記事には「代替ホストではなく、ホストが双方のミーティングを開始する必要がある。」とあるのみで、「ホストの前に参加」の機能については特に明文化されていませんでしたが、筆者が実験してみたところ、参加者がホストの前に参加しても問題は発生しないようです。

ただし、この場合にも上述の同時開催数に関するルールは変わらず適用され、すなわち「ホストの前に参加」の機能を利用して参加者を入室させることができるミーティングは二つまでです。(同一ホストに対して三つ目となるミーティングに参加者が「ホストの前に参加」の機能を利用して入室しようとしても「ホストには進行中の別のミーティングがあります。」とのメッセージが表示されるようです。)

また、この機能を利用した参加者がホストキーを利用してホストになる場合にも、同時進行の同一ホストによるミーティングが二つまでである限り、どうやら問題は発生しないようです。

しかし、Zoomヘルプセンター- ホストの前に参加を参照すると、

1つのミーティングが進行中で、同じホストがスケジュールした2番目のミーティング(「ホストの前に参加」がオン)を誰かが開始しようとした場合:

  • Zoom Roomが開始した場合、2番目のミーティングが開始して、1番目のミーティングは警告なしで終了します。
  • ホストが開始した場合、1番目のミーティングを終了して2番目のミーティングを開始するためのオプションが提供されます。
  • 参加者が開始した場合、参加者は、ホストが既に他のミーティングに参加中であることを知らせるメッセージを受信します。

との記載があり、これは筆者が実験してみた結果(2番目までなら警告なしに問題なく開始された。)と矛盾するようです。恐らく、この「ホストの前に参加」の記事については、同時に二つのミーティングをホストする機能が有効化される前に執筆されたために、齟齬が生じている可能性があるのではないかと推測されますが、公式に発表されているものではないため参考程度に留めていただきたく思います。

注2: 複数の異なる端末での参加について

原則としてZoomでは、Zoom Help Center- Can I use Zoom on multiple devices?の通り、パソコン・タブレット・スマートフォン、それぞれの種類の端末につき、同時にサインインすることが出来るのは1台までです。従って、既にZoomにサインインしている端末があるにも関わらず、更にもう1台、同じ種類の端末でサインインすると、1台目の端末では自動的にログアウトが行なわれてしまいます。

しかしこの時、はじめにサインインしていた端末で既に開催・参加しているミーティングがある場合、(確かにログアウトは行なわれるために、ミーティング外のチャット機能やチャンネル機能等については、1台目の端末では利用できなくなるものの)そのミーティングが終了することはなく、クラウドレコーディング等を含め問題なく継続できるという挙動が確認されています。

ただし、これは公式に発表されている挙動ではないため、同種類の2台の端末で同時に開催・参加を行う場合については、参考程度に留めていただきたく思います。すなわち基本的には、複数の端末を利用して同時に二つのミーティングに開催・参加したい場合、それぞれ異なる種類の端末を利用することが推奨されます。

参照

公開日
更新日
編集者
Sae Tokunaga